子どもたちにコンピュータを使わせるのは、できるだけ早いほうがいいのですか。
コンピュータを与えれば、例え幼稚園の子どもでも、絵をかいたりゲームをしたりできるでしょう。だから、コンピュータは、幼稚園からでも使わせればいい、という人もいます。しかし、これは、情報教育のねらいには含まれていません。
情報教育としてコンピュータを本格的に活用するのは、コンピュータの中で起こっていることと実際の世の中で起こっていることが、区別 できるようになってからの方がよいのではないでしょうか。もちろん、コンピュータを触ったことがない段階では、その違いはわかり得ないのですから、小学校低学年の段階では、学校のいろいろなところにコンピュータがあって、先生が使って見せたり、慣れ親しめ状態にしておくことも大切です。しかし、鉛筆や定規をコンピュータに置き換えてみればわかるように、コンピュータを道具として使おうとしている以上は、どこかの学年で、コンピュータの基本的な使い方を覚える機会を持たせることも必要でしょう。
このような時間は、「総合的な学習の時間」で確保しやすいこともあり、小学校3年生ぐらいからはじめるのが適切かと思われます。これらのために、子どもが興味をもって練習していけるような簡単な入門テキストを用意していく必要がありそうです。
いつ頃から「情報教育」を始めればいいでしょうか?
新しい教育課程では、小学校段階では、「総合的な学習の時間」や各教科でコンピュータ、インターネット等を活用し、中学校では更にこれに加えて技術・家庭科の領域に「情報とコンピュータ」を必修とするということとなりました。高等学校では、多くの生徒が進学する普通 科に教科「情報」を新設し、そのほかにも「総合的な学習の時間」や各教科等でコンピュータ、インターネット等を活用するとされています。
このように情報教育は小学校から全ての教育活動で行われるものですから、特にいつからというものではありません。しかし、上記のことを頭に入れて、各学校段階で必要なことを見据えて実施することが大切でしょう。文部科学省では2001年までに全学校にインターネットを接続しようとしているだけでなく、2005年までには、全教室に2台づつ、インターネットに接続されたコンピュータを導入しようとしています。学校の環境もいまとはだいぶ異なることになりそうです。