児童・生徒の情報活用能力育成の検証のためのe-testinngの開発と実用化

【協力校での実践】

●実践協力校での評価テストの実践

開発された評価問題11問を提示ソフトに組み込み、全国10校の実践協力校で順次テストを実践中である。実行結果ファイルは、収集の上、技術部会において、自動採点プログラムで、採点・評価を行う。

実践協力校
実施日
対象
児童生徒数
(実践10校)
 
 
 
札幌市立北都小学校       
3月7日
 
29名
会津町立上郷小学校 
3月4日
 
11名
いわき市立中央台東小学校 
2月28日
6年生
35名
富山市立山田小学校: 
3月6日
  
16名
上越教育大学附属小学校
3月4日
6年生
31名
西東京市立向台小学校
3月17日
3月18日
5年1組
5年3組
34名
34名
丹波市立西小学校
2月28日
5年生
20名
亀山市立野登小学校
3月4日
5年生
14名※
津山市立北小学校
3月11日
6年生
26名
和気郡和気町立佐伯小学校
3月3日
3月4日
5年生
6年生
16名
13名
(その他の協力校)
 
 
 
夕張市立幌南小学校
4月予定
 
 
上越市立大瀁小学校
3月13日
3月14日
6年生 
5年生 
38名
37名
富山大学附属小学校
3月11日
 
38名
札幌市立平岡中学校
4月予定
中学1・2年生 
383名


●実践の様子


【会津町立上郷小学校】
実践の様子 会津町立上郷小学校 会津町立上郷小学校

【いわき市立中央台東小学校】
実践の様子 実践の様子 実践の様子

【丹波市立西小学校】
実践の様子 実践の様子 実践の様子

【亀山市立野登小学校】
実践の様子 実践の様子 実践の様子

【上越教育大学附属小学校】
実践の様子 実践の様子 実践の様子

【富山大学附属小学校】
実践の様子 実践の様子 実践の様子

【岡山県和気郡和気町立佐伯小学校】
実践の様子 実践の様子 実践の様子


●今後の課題

本プロジェクトは、システムの開発自体が効果測定のためのものであり、その測定値(3月末に分析)を定量的な評価の指標にも利用することにしているが、一方では、1)作成された評価問題が妥当であったか2)開発されたシステム(ツールやインターフェイス、開発支援など)が実用的であったかが 開発システムの評価の対象になる。ただ、協力校でのe-testingの実践は3月中旬まで続くので、具体的な分析や検討は、3月下旬以後および来年度の課題となる。

まず、1)については、情報教育の目標リストと現場で行われている実践との内容を幾度も照合しながら、目標と評価の妥当性を検討する。今回作成された数多くの評価問題については、情報教育の目標リストとの対応づけをすでにすませた。来年度は、情報教育を積極的に推進している現場教師にも参加を依頼し、実際の授業での学習活動と試験の結果とをみながら問題の妥当性を検討する。また、実際に授業を長期的に実践し、教師として感触をえている知識・技能・判断力、態度などが、得点として反映しているかどうかを検討し、問題の妥当性の評価とする。

2)については、子どもたちの操作や反応時間や操作の様子をVTRに記録している協力校も多いので、それらを分析し、インターフェイスを遂次評価するとともに、来年度も基本ソフトを追加・改善できるように、開発経費に余裕を持たせておく。また、今年度の開発において、基本的なツールの開発は目処がついたので、今後は、ネットワーク配信や暗号化、教師が問題を登録したり編集したりできる問題作成支援システムなど、さらに実用化に向けた技術的問題を解決する方向に研究開発を進める予定である。

●今年度の実施結果について

実施した試験データについては、11問全体を総合的に処理し、以下の10個の目標の観点に絞って、ABCの評価をつけた。

【評価項目】
1.図形の編集(複製や拡大・縮小)ができる(0-4)
2.文章を読んで、時間順序を判断できる(0-1)
3.文章から論理的な関係を推理する(0-2)
4.複数の回答があることに気づき、試行錯誤で解決する(0-1)
5.写真(が示していること)から事実と推論を区別する(0-5)
6.映像を見て事実と推論を区別する(0-6)
7.情報を検索し、必要な情報を探し出す(0-5)
8.著作権への気づき、やってはいけない理由を知る(0-1)
9.像を企画・編集において、目的に照らして構成を考えることができる(0-6)
10.字種の異なる文を正確にすばやく入力する(0-2)
ただし、それぞれの観点は、11問の操作状況や回答の仕方に基づき、()の最大点の範囲で得点化されたものを基にしている。たとえば、8:著作権(0-1)などは、その対応する問題が正解であったか、不正解であったかだけの情報で、ABC(2値しかないので、AかB)をつけていた。また2点で計算された視点では、0→C,1→B、2→Aとした。

上記の方法で評価した各個人別の結果は各実施校へ個別に返却したが、ここでは、調査校全校の評価分布を公開する。

 ◆2007年度e-testing全体集計(PDFファイル:11kb)