児童・生徒の情報活用能力育成の検証のためのe-testinngの開発と実用化

【プロジェクトの概要】

●研究テーマ

わが国の情報教育は、それなりの成果をあげているが、「情報活用の実践力」すなわち、課題に対して必要な情報を収集、取捨選択、分析・再構成、成果を発表・発信する能力については、(活動のなかで育成されている実感はあるものの)その達成度を具体的に示すデータがない。したがって、評価は主観的にならざるを得ず、数値目標としにくい(すなわち実践されにくい)という欠点をもつ。
また、情報教育が、クロスカリキュラムとして展開されているという背景から、「どのようなことができるようになれば、情報活用能力がついたといえるのか」について教師にイメージできず、結局、情報教育=コンピュータ教育、あるいは、コンピュータ操作教育といった誤解を助長することになる。これでは、いつまでたっても情報教育の成果は期待されるレベルに達しない。

これらの点を改善し、情報教育を健全に推進するには、情報教育の目標に即した評価・検証のための基準とそのための評価の方式を学識経験者の英知を集めて開発し、評価の方法と具体的な目標を達成レベルで示す必要がある。
ヨーロッパでは、PISA型学力として新しい学力を検証する方法の開発が進められているが、そのなかでも一斉に受験できる方法として、コンピュータテスティング(Computer Testing)の方式が試行され注目されている。 本研究では、上記の問題意識と要請から、また、今後進められるICT活用の調査研究の検証に活用できることを目指して、インターネットで受けることのできる情報教育の成果検証のための標準テスト(e-testing)システムと問題群を開発し、利用できるようにすることを目的とする。

●ポイント

 コンピュータの利用操作を前提とした情報活用能力の評価の客観的測定・評定方式の開発
 諸外国の研究者とも連携をとり、海外の先進的な動向を踏まえた評価方式を開発・提言


●研究内容と期待される成果

研究内容と期待される成果のイメージ図